水と教育

このページでは、身近な水や水環境について、教育の視点から考えるヒントを掲載していきます。

小学校の現場からの声 ~横浜市水源林施設見学におけるアンケート結果~

横浜市水道局様では、水源林見学を通した教員研修会を実施しており、その中で小学校の現職の先生方へアンケート調査を実施しています。
今回、横浜市水道局様のご協力のもと、そのアンケート調査結果の一部を転載させていただけることになりました。

学校での水の利用状況について

問1学校で生徒さんは水道水を飲んでいますか?
・ほとんどの生徒が飲んでいる。
・半数程度の生徒が飲んでいる。
・少数の生徒のみが飲んでいるあるいはほとんど飲んでいない。

回答学校でほとんどの生徒が水道水を飲んでいるとお答えになった先生の割合が89%でした。今回の調査にご協力いただいた先生方の学校では、水道水飲んでいない生徒はいないという結果でした。

※「少数の生徒のみが飲んでいるあるいはほとんど飲んでいない。」と回答した先生は0人でした。有効回答37(択一回答)

現職の先生方が考える 水に関する教育について

問2水道水に関する教育で、最も重要な項目はどれでしょうか?
・節水意識を持たせる。
・水道システム(水源から蛇口まで)の仕組みを理解させる。
・水道水を飲む文化を大切にする。
・その他

回答現職の先生の過半数は、、水に関する教育として、「水源から蛇口までの水道システム」の仕組みを理解させることが必要だとお考えでした。また、節水意識の重要性をあげられた先生が全体の25%おられました。

有効回答40(択一回答)

問3もしあったら、今後授業で使ってみたい資料はどれですか?既に教科書等である資料以外でお答えください。
・水道の歴史(技術的な歴史や偉人など)
・水源から水道水になるまでの流れ
・水道水の水質
・水道水をつくる技術(実験方法など)
・水道水と環境の関わり
・その他

回答すでにある資料以外で、今後授業で使ってみたい資料としては「環境」「水道システム(水源から蛇口まで)」「水道技術(実験など)」の順となりました。注目度の高い「環境」に加え、水道に関する教育の質問でもお答えが多かった「水道システム」、そして目で見ることができる実験などの水道技術の資料が求められていることがわかりました。

有効回答65(複数回答可)

水源林見学を終えて 生徒に伝えたいこと

問4今回の研修会を終えて、水道に関して児童に一番伝えたいことは何ですか?
・環境負荷を軽減させる節水
・横浜の水道の成り立ち(日本で最初の水道、等)
・水道を支える市民の取り組み(水源林の保全活動など)
・生活に欠かせない水道(水道のない頃の暮らしと比較して)
・その他

回答見学を終えて生徒に伝えたいこととしては、「水道を支える水源林保全活動などの取り組み」をあげた先生がもっとも多い割合でした。ついで「日本で最初の水道である横浜水道の成り立ち」、「水道の大切さ」となっていました。先生方が見学された見学会の様子を下に示しますのでご覧ください。

有効回答45(択一回答)