(写真左上) 開府400年記念・水道通水90周年記念モニュメント
(写真右上:前面、写真右下:後面)バルトン生誕150年・来松110周年記念碑
1.開府400年記念・水道通水90周年記念モニュメント
松江市は、松江城を中心として発展したまちであり、1607年(慶長12年)に城主堀尾吉晴公により着工され、5年の歳月を掛け1611年(慶長16年)に完成した松江城の建設に「城下町松江」のまちづくりの歴史的な起源を有する。一方水道事業は、1895年(明治28年)のバルトンによる調査開始に始まり、1918年(大正7年)に通水を始め、2008年(平成20年)で90周年を迎えた。
「開府400年記念・水道通水90周年記念モニュメント」は、2007~2011年に行われた松江開府400年祭の一環として、2008年(平成20年)12月に松江駅前広場に設けられたものである。松江市で唯一の「水のモニュメント」は、市民共有の財産である「水道」が未来に向けて市民と共に歩むことを願い、市の中心地であるJR松江駅前広場に設置されたもので、市民や松江市を訪れた人たちに、水に親しみ、癒しと潤いを感じる機会を提供している。
場所:松江市 朝日町地内(駅前広場)
高さ:2.5メートル
落成:2008年(平成20年)12月18日
2.バルトン生誕150年・来松110周年記念碑
松江市の水道の創設期に貢献した外国人技術者W.K.バルトンが生誕150年、来松110周年を迎えた2006年に建立された記念碑である。
バルトン氏が来松したのは、1895年(明治28年)7月23日、水源を求めて、当時の島根郡朝酌村や、意宇郡忌部村・熊野村を調査し、忌部村のサミズが水源に最適であるとの報告を作成した。松江の近代水道は、その後バルトン氏の教え子である東京帝国大学教授 中島鋭治氏の指導を受け、1918年(大正7年)6月正式に給水を開始、さらに中島氏の教え子である、松江出身の九州帝国大学教授 西田精氏の指導を受けて拡張を遂げていった。
この記念碑は、2006(平成18年)がバルトン生誕150年並びに、来松110周年にあたることから、松江市水道発祥の基盤を築き、松江市水道の恩人である、バルトン氏の功績を称えるべく記念碑を建立されたもので、第48回水道週間の6月3日に除幕式を行った。
場 所:忌部浄水場構内
建立日:2006年(平成18年)6月3日
1.場所:松江市朝日町 JR松江駅前 松江テルサ北側
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2.場所:松江市忌部浄水場構内
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