幹事を務めさせていただいております、メタウォーターの永井です。私は、富士電機入社~メタウォーター転籍~現在に至るまで、様々な土地で営業として勤務をしてきました。私が住んだ場所を振り返りつつ、その土地での水との関わりをお話したいと思います。
- 生後~大学生:浦和市(現:さいたま市浦和区)
生まれも育ちも埼玉県浦和市で、社会人になるまで実家を起点とした生活でした。海なし県で生まれ育ったせいか、大きな水の塊に対して強い憧れを抱いています。
地元の浄水場と言えば大久保浄水場で、小学生の時分には社会科見学で訪れたりもして、一番なじみ深い水道施設です。そんな浄水場と関わりの深い企業に就職することになるのですから縁を感じます。
- 配属:広島市安佐南区
社会人になり、最初の配属場所が広島でした。初めて仕事として水に関わることとなり、また初めて自ら水道料金を払うこととなった始まりの土地として、今でも第二の故郷のように思う土地です。広島市の高陽浄水場、牛田浄水場、緑井浄水場は仕事でも頻繁に通っていて、新人時代に多くを学ばせていただいた場所でした。今年はそんな思い出の地で水道総会が行われるのも縁だなと感じます。
- 転勤①:松江市
社会人6年目で、初めての転勤で住んだ土地が松江市でした。宍道湖がすぐそばにあり、水が身近な環境での生活に心地よさを覚えました。宍道湖に沈む夕日を見たり、日本海沿いの道路を西に東に走り回っていたのは懐かしい思い出です。私生活では、水道ではないですが近所に美味しい湧き水を汲める場所があり、週末に大量に汲みに行っては、お茶や珈琲、子供のミルクなどに使っていた思い出があります。
- 転勤②:岡山市
社会人7年目の後半に、今度は岡山市に転勤となりました。松江市勤務時代から担当している島根県・鳥取県の仕事に加え、倉敷市等の岡山県の仕事も担当することになりました。このころはまだそれほど豪雨災害が頻発しておらず、当時の生活圏や仕事の担当エリアが2018年7月の西日本豪雨で甚大な被害を受けるとは想像もできませんでした。またこの頃の仕事の思い出としては、鳥取市の江山浄水場の整備事業に携われたことは大きな経験となりました。8万m3/日の浄水場の整備という仕事に巡り合うのは今後もなかなかないだろうなと思います。そして、岡山市に住んだ後半にメタウォーターが発足し、自身も転籍することになりました。
- 転勤③:広島市南区 ※3年ぶり2回目
メタウォーターができて数ヶ月というところで、今度は広島に戻ることになりました。今度は生活圏を市の南側に構え、前回とはまた違った環境となりました。広島市の南側はデルタ構造となっていて、三角州ごとに下水処理場があるような場所です。隣町には橋を渡って行くという感じで、ここでも水環境が身近に広がる土地での生活でした。
- 転勤④:さいたま市浦和区 ※11年ぶり2回目
社会人12年目ではじめて中国地方を離れ、東京の本社で働くこととなりました。この転勤の直前に東日本大震災が発生し、計画停電になったら水道は出るのかなどの不安を抱きつつの転勤でした。転居にあたっては、地元に住みたいという思いがあり、さいたま市浦和区に住むこととしました。この東京勤務時代に官民人事交流で厚労省水道課に出向するなどの大きな経験をしました。水道課の業務として、全国の水道事業体を訪問することも多々あり、民間企業にいたときとは違った視点で各地の水道を見られたことは貴重な経験であり、このときに一緒に働いた仲間はなにものにも代え難い大きな財産です。
- 転勤⑤:那覇市
厚労省水道課への出向から会社に戻ったら、沖縄への転勤を言い渡されました。これはなかなかの衝撃でしたね。沖縄には丸3年住みましたが、土地のことを知るという意味ではもっとも考えさせられることの多い土地でした。水道においても、本島北部のダムを中心とした水資源の確保と用水供給体制、海水淡水化施設、離島の小規模水道等、内地とはまた大きく異なった事業環境となっていました。特に基地問題については、外から見ると内から聞こえる(見えると言うにはおこがましいので)では大きな隔たりがあるように感じました。沖縄で出会った方々は本当に大らかで気さくで情に厚い人が多く、人付き合いはとても楽しいものでした。東京への転勤が決まってからは別れを惜しんでくれる方がたくさんいて、1ヶ月くらい毎日が送別会でした。
- 転勤⑥:さいたま市浦和区 ※3年ぶり3回目
再度、東京勤務となりましたので、転居するにあたり、またしても慣れ親しんだ地元に住むこととしました。それから現在に至るまで、営業支援という業務をしており、今も全国あちこちに出張して様々な土地の水道に関われるのは嬉しい限りです。もちろんそれは地元においても同様で、いよいよ高度処理が導入されることとなり、生まれ育った地域の水道が進化していく様を間近で見られるのは嬉しい限りです。
最近とある友人がインタビューで自身の経歴を振り返りつつの話をされていたので、それに倣い自分語りではありますが、私も自身の転勤に伴うその土地での水との思い出を振り返ってみました。
これから先も転勤で様々な土地へ移り住み、その土地の水と関わることがあるかもしれませんが、それもひとつの縁として楽しんでいきたいと思います。


