蛇口をひねると・・・ 当たり前のように水道水が出てくる。
日常の光景ですが、そこには、人知れぬ、たゆまぬ先人の知恵、努力そして苦労があることをついつい忘れてしまいがちです。
そこで、水道散歩と決め込み、横浜市保土ケ谷区にある水道記念館を訪ねてみました。ここには、横浜の近代水道の歴史を物語る、様々な展示物があります。
なんと今から百数十年前までは木製の水道管を使っていたのです。
そして、125 年前の 1887 年の横浜にわが国初の近代水道として現在と同じ鉄の管による水道が敷設されました。
これは、直径が150CMある仕切弁です。ポンプを使って水を送る際にポンプ側に水が逆流しないような工夫がされています。
こちらは、何でしょう?
転彎鐶管(てんかんわんかん)といわれる水道設備です。
浮子を使い、貯水池の水面のきれいな水だけを取り入れるために工夫された、先人の偉大さを感じる設備です。
この他にもたくさんの展示物があり、また、散歩途中には、絶景が楽しめるビュースポットもあり、横浜と水道の歴史を振り返るいい散策になりました。是非訪れてみてはいかがでしょうか。
水道記念館への行き方
住所 | 横浜市保土ケ谷区川島町 522 |
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アクセス | 相模鉄道上星川駅から徒歩15 分・相模鉄道和田町駅で相鉄バス(西原住宅入口、鶴ケ峰駅、新桜ケ丘団地行)に乗り換え「浄水場前」から徒歩 3 分 |