関東大震災復興期の公道兼用の水道隧道
関東大震災において横浜の中心市街地は倒壊や火災により大きな被害を受けた。震災復興により市街地が拡大した南部方面への新たな水道管路のルートに大原隧道、東隧道が建設された。
トンネル本体は鉄筋コンクリート(一部コンクリート)であるが、坑門部分にはフランス積みと花崗岩による装飾が施されており、風格のある造りとなっている。
また、当初から水道隧道でありながら公道として利用することを前提としており、現在も市民が利用できるトンネルとして活躍している。
大原隧道
場所 | 神奈川県横浜市南区清水ヶ丘 |
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建設年 | 昭和2年6月~3年7月 |
規模 | 延長254.5m 高さ3.62m / 幅2.44m |
備考 | 馬蹄形、歩行者専用 |
行き方 | 京浜急行・南太田駅徒歩18分 |
東隧道
場所 | 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岩井町 |
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建設年 | 昭和3年12月~5年3月 |
規模 | 延長168.71m 高さ6.3m / 幅5.7m |
備考 | 馬蹄形 |
行き方 | JR・保土ヶ谷駅徒歩9分 |