水道給水開始時に英国から輸入された水道設備
名古屋市の水道は大正3 年(1914 年)に給水開始され、平成26 年(2014 年)に100 周年を迎えます。このベンチュリメータは、名古屋市の給水拠点となった東山配水場に設置された差圧式流量計で、明治45年(1912年)に英国のジョージ・ケント社で製造されたものです。昭和40 年代の初期まで約50 年間現役として配水流量の計測を行っていました。
給水開始100 年にあたり、再整備して鍋屋上野浄水場のホールに移設されたものです。同浄水場は、市内の小学生の社会見学など市民が訪れる機会が多いところですから、名古屋の水道の歴史を物語るシンボルとして見学者の記憶に留まることとなることでしょう。
鍋屋上野浄水場
所在地 | 名古屋市千種区宮の腰町1番33号 |
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給水能力 | 290,000 立方メートル/日 本市で最初につくられた浄水場で、明治43年5月に建設工事に着手し、大正3年3月に完成、同年9月から給水を開始しました。 |
見学方法 | 毎年6月の水道週間に1日公開日があるほか、10名以上で申し込めば見学が可能です。 |
行き方 | 市営地下鉄「砂田橋」下車1番出口徒歩5分 |
東山配水池
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