多目的に活躍する水道水源開発施設
城山ダムは、相模川総合開発事業の一環として、神奈川県(河川管理者、水道及び電気事業者)、横浜市・川崎市(ともに水道及び工業用水事業者)及び横須賀市(水道事業者)が事業主体となって、相模川下流で水道用水を取水するための寒川取水施設とともに築造した共同施設で、管理等にあたっては、水道及び電気事業者である神奈川県知事が基本協定によって受託者となって行っています。ダムが建設された場所には、もともと横浜市の道志川系の導水路の水管橋があったことから、城山ダム下流側堤体には1,350m/mの導水管(鋼管)が併設されています。また、津久井湖の水質浄化のためのエアレーション設備(平成5年から稼働)や棚田の植物による浄化施設もあります。城山ダムの堤頂は城山大橋(国道413号線)として交通の要所となっており、橋を挟む周辺は桜の名所としても知られる県立津久井湖城山公園となっており「水の苑地」などは大勢の人の憩いの場所になっています。
城山ダム(昭和40年竣工)
所在地 | 神奈川県相模原市緑区川尻等 |
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形式 | 重力式コンクリートダム |
高さ | 75m |
県立津久井湖城山公園
所在地 | 神奈川県相模原市緑区根小屋162 |
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行き方 | 橋本駅(JR・京王)から神奈中バスを利用。水の苑地・・橋本駅北口から三ヶ木行きバス(1番のりば)20分、「城山高校前」下車徒歩3分 |
城山ダムと横浜市導水管
水の苑地
国道413号線(左)、津久井湖城山公園・水の苑地(右)
エアレーション設備
棚田の植物による浄化施設